傷付かない恋愛がしたい?それは甘えかもしれません

傷つかない恋愛なんてない?
誰だって憧れるのは幸せな恋愛。
泣きを見るような恋愛や自分が傷ついてボロボロになるような恋愛はしたくないものですが、世の中そう甘くはありません。
恋愛中には多くの人が傷つき、時には死にたくなるほど辛い思いを経験することだってあります。
では傷つかない恋愛をすることは不可能なのでしょうか?
あなたは一切傷つかずに幸せをつかみ取ることができると思いますか? 一緒に考えていきましょう。
傷つかない恋愛をする方法
自分が全く傷つかないように恋愛をするためには、その恋愛にのめり込んではいけません。
常に客観的に彼との関係を見定め、彼を信頼し、彼に嫌われることのない完璧な彼女として振舞う――。
そして、それでいて彼に依存し過ぎない、これが実践できれば彼から捨てられる可能性はかなり低くなります。
あるいは、たとえ彼に振られてもいいように保険をかけておくというのもひとつの手です。
他に男をキープしておいて、振られた際の逃げ道を作っておいたり、彼に何も期待しないことで振られた際のショックを和らげる(「どうせ大した男じゃない」と自分に言いきか焦ることができる)なんていう人もいますよね。
恋愛との距離を常に一定に保ち、夢を抱かず極めて現実的に冷静に行動するのであれば、傷つかない恋愛をすることも可能でしょう。
でも傷つかない恋愛=幸せな恋愛ではありません。のめり込めない恋愛をして果たして幸せと言えるでしょうか?
傷つきたくないのは過去のトラウマ?
傷つくことを極端に怖がる人は過去に痛い経験をした人がほとんど。
うまくいかなかった恋愛経験がトラウマになってしまい、傷つくことに敏感になり過ぎてしまっているのです。
告白してひどい玉砕の仕方をしてしまったり、ろくでもない男に引っかかって泣きを見たり、彼に裏切られた経験があったり……。
「もう二度とあんな恋愛したくない!」という思いから、傷つくことをできるだけ避けようとしてしまいます。
だから、自分から積極的に恋愛することを諦めてしまうんです。特に自分が振られる可能性の高いスペックの高い男性は見てるだけ。
どんなに好きでも自分からは動きませんし、好きな素振りも見せません。
でも、そうやって自己保身に走っても傷つく時は傷つくもの。お目当ての彼はそのうち誰かに取られてしまいますから。
ただ、自己保身のおかげで人前で恥をかかずに済むというだけなんです。
傷つかない恋愛はつまらない
傷つかない恋愛をしたいのであれば自分が完全に上位に立てる相手と付き合えばいいだけです。
男に対するハードルをとことん落とし、ルックスやお金などのスペックにこだわらず、ある程度誠実で自分にべた惚れの男を捕まえることができれば傷つかない恋愛も可能でしょう。
そして、自分が完全に主導権を握っておく。
当然別れもあなたが男を捨てる形。これならば傷つくことはまずありません。
でも、それでは関係を長く続けることはできませんし、到底結婚なんてできません。
扱いやすい男をとっかえひっかえしている間に時間はどんどん過ぎて、その内おばさんになり、誰にも相手にされなくなっては悲惨です。
まぁ、それも傷つきたくないという甘えが招いた結果と言えばそれまですが……。
傷つけ合うことが正義でもない
事情が変われば己も変わるような愛、相手が心を移せば己も心を移そうとする愛、そんな愛は愛ではない。
シェイクスピア(英国の劇作家、詩人 / 1564~1616)
全く傷つかない恋愛はつまらないもの――でも、傷ついただけ幸せになれるというわけでもありません。
「傷つくのは本気で恋愛をしているから」なんて誇らしげに言う人もいますが、必要以上に傷ついてボロボロになってしまう人もまた幸せにはなれません。
恋愛ではある程度傷つく覚悟は必要ですが、関係を継続することが不可能なほど傷ついては元も子もありません。
だからできるだけお互いが傷つかないようにすることが大事なんです。
- 恋愛以外で夢中になれることを探す(依存しすぎないようにする)
- 相手に無理に合わせ過ぎない(性格や価値観の違いを受け入れる)
- 相手を傷つけないように気を付ける(思いやり・気遣いを忘れない)
まずはこの3つができているか確認を。特に相手を傷つけないというのは自分が傷つかないために最も重要なことです。